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流浪の民の次なる選択

「Dreamtime」というカードを引いて眠りについた夜。
明け方に夢を見ました。それも、とても悲しい夢。

満員電車に揺られて、私はどこかに向かっています。
つり革につかまる左側には母がいます。
そして、目の前の席が空きました。
私も母も座るつもりはなく、後ろから割り込むようにしてやってきた男性が、強引に席に座りました。
その男性は…父でした。でも、私の知っている父ではありません。
(夢の中で)目の前にいる父は、視線をあちこちに動かして落ち着かない挙動を示していました。
その様子から、私は父が心身を病んでいるのだと知ります。
声をかけるのですが、父は私が娘だとは認識できていないよう。
どうにか記憶の糸を繋げようと、私は必死に話しかけるのです。
「出身はどちらですか?」「栃木です」「私も栃木です。一緒ですね」
そんなふうに共通点を示しながら、父が私を思い出すのを粘り強く待ち続ける…という夢でした。

現実で、父が心神喪失に陥ったことはありません。
ただ、祖母が認知症になったときに、私の顔を見ても私と認識してもらえなかったことはあります。そのときのショックと悲しみは強烈でした。

私は自分が何者か、そして貴方が何者なのかも知っている。
でも、貴方は自分が何者なのか、そして私が何者なのかも知らない。
そんな状況下で身を引くのではなく、通じ合えない悲しみを享受しながらも愛情深く関わり続けることが大切、ということを夢は示しているようです。

祖母が私を孫と認識してくれなかったとき、私は辛抱強く接し、祖母の記憶の糸が繋がるのを待ち続けました。そして、その瞬間は訪れたのです。
「ああ、晃子かい。わからなかったよ」
そう言って目に生気が戻ってきた祖母の表情を見たときに、私は深い喜びに包まれたことを覚えています。

夢から過去の体験が想起されたとき、私はウォーター・バイオレットのキーワードである“喜び”とは、こういう感じなのかな…と、ふと思いました。



e0190756_10221683.jpgウォーター・バイオレット(Water Violet)
学名:Hottonia palustris
和名:ホトニア・パルストリス
サクラソウ科ホトニア属

私は、ウォーター・バイオレットに関するバッチ博士の記述の中で、『汝自身を解放せよ(Free Thyself)』に書かれた一節が大好きです。

あなたは、勇敢に、愚痴一つ言わず、人々のために力を尽くそうと努力を続ける、非常に大きな心の持ち主ですか。苦痛を静かに甘受し、悲しみがあるからといって日々の仕事ができないことなど自分に許さない人ですか。実際に大切なものを失う深い悲しみを経験し、それが今でも続いていますか。
そうであれば、とても透き通った小川の水面にゆったりと浮かぶ、美しいウォーター・バイオレットが助けになります。あなたが悲しみを通して清められ、大いなる理想へと高められ、そうして自らが苦悩におかれている時でさえ、仲間のために尽くせるようになることを理解する助けとなります。(後略)

エドワード・バッチ著『エドワード・バッチ著作集』(BABジャパン)より

すべての生命は海の中で誕生し、複雑な進化を遂げて陸上生物が生まれました。
しかし、このウォーター・バイオレットは、陸上から淡水へと、さらに進化を遂げた植物です。
そこには、陸上での生存競争に耐えられず、逃れるようにして水中へと居場所を求めていった背景があります。
つまり、彼らの進化には他の植物たちと共生できなかった、という悲しみが伴っているのですね。
また、陸から淡水へとさらなる進化を遂げたことによって、ますます陸上植物との隔たりを感じるようになっていったのでしょう。
ウォーター・バイオレットは「孤独」に対応するエッセンスであることも、そう考えると理解できます。

他の植物に侵略され、自分の居場所を失っていく…。
ウォーター・バイオレットが辿ってきた運命に、私はケルトの民やネイティブアメリカンなど先住民族の歴史をどうしても重ね合わせてしまいます。

そして、ウォーター・バイオレットはその身の大半を水中に沈め、浮かび漂っています。
水辺に咲くインパチェンスやミムラスと同様に繊毛を持たないため、あまり外的環境に関心がないととらえるかもしれません。
確かに内向性はありますが、水中できめ細やかな葉を広げている様子からは、別の解釈も提案できます。
それは、水は、空気よりも振動を早く伝えるということ。
おそらく、水中で生育するウォーター・バイオレットは、水自体を感覚器官として利用しているのでしょう。
ひょっとすると、周りで起きているさまざまな出来事は、陸上に根を下ろしている植物よりも早く正確に、水の振動を通じて察知しているかもしれません。
大地から身を引き、内的世界で生きているようでいて、実は外界に対する感度が段違いに鋭かったりする。そんなふうに考えることもできるのです。

深刻な自然破壊で水質が汚染され、ウォーター・バイオレットの好む環境が失われつつある現在、この植物にもはや逃げる場所はありません。
清らかな水の中に身を浮かべることで自分の居場所を見つけたウォーター・バイオレットですが、水位が下がると、再び大地に根を下ろすことができる、とジュリアンは著書『バッチのフラワーレメディー 植物のかたちとはたらき』で述べています。
わずかに残された清らかな水の中に浮かびながら、ひたひたと近づいてくる絶滅の運命に身を任せるのか。それとも、生き延びる手段を探すために、新たな進化の道を模索していくのか…。
ウォーター・バイオレットは、重要な決断をしなければならない状況に置かれていることを知っているはずです。

実は私、ウォーター・バイオレットの生き方は、アンデルセンの物語『人魚姫』に通じるものがあるように感じています。
ジュリアンの先述の著書にも『人魚姫』が紹介されていますが、それはロック・ローズの項目でのこと。
確かに、人魚姫は自分を救ってくれた王子に恋をし、自ら望んで人間になったわけで、人魚の世界から追われるようにして人間になったわけではありません。
でも、人間になる代償として与えられた苦痛を受け入れながら、それでも純粋に王子を愛し抜き、最後には海の泡となって消えていった様子が、ウォーター・バイオレットと重なるような気がしてならないのです。

それじゃあ、ウォーター・バイオレットに幸せな未来はないの?
…人魚姫の結末と重ねて、そんなふうに心配するかもしれませんね。
でも、考えてみてください。人魚姫は自分で選んだ人生を生き抜いたのです。願いを叶えて人間となり、王子と共に過ごした日々こそが、人魚姫の得た幸せなのでしょう。
人生は、結果ではなくてプロセス。望む人生が過ごせたかどうかを、幸せの判断基準にすべきではないでしょうか。
極論、自分が幸せと感じるならば、それでよいのだと、私は思っています。

ひとりを好むウォーター・バイオレットですが、幸せのヒントとしては、仲間との交流が挙げられます。
この植物が他家受粉であることを考えても、仲間の必要性が見えてくるでしょう。

ウォーター・バイオレットは、冷たい水を好む植物です。つまり、温かい環境は居心地が悪い。
おそらくその特徴は、ウォーター・バイオレット・タイプの人が育ってきた環境に通じます。
人から愛情を注がれることに対して、あまり慣れていない。受け取り下手と言えるかもしれません。
それだからこそ、理解者と出逢い、心を通わせて共感する喜びを知るところに、ウォーター・バイオレットの幸せがあるように思えるのです。

そして…こうやってウォーター・バイオレットについて書くことを通じて、なぜだか私は自分自身が置かれている状況と取り組むべきテーマが示されているように感じています。

大半を水中で過ごしていたウォーター・バイオレットが、満を持して花茎を水上に伸ばし、薄い藤色の花を輪生させる姿は可憐でありながら凛として見えます。
どんな状況であっても可能性を信じ、希望を持ち続けること。自分の信念を貫いて生きること。そして、仲間とのつながりを深めていくこと。
今の私は、この植物の姿からそんなメッセージを受け取っているのです。
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by planet_plant | 2015-03-15 22:10 | free myself | Trackback | Comments(0)
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