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by joker
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現実世界を創造する
「虐待」という強烈な言葉が今回のトリガーとなりましたが、今思うと「虐待」という表現は正しいものではないのかもしれません。
“そのイバラは木村さん自身が自分で巻いている印象”と友人に指摘されて考えるのは、結局のところ自分自身の問題なのです。それなので、虐待を受けていたというよりも、自分で「自主規制」をしていた、というのが適切な表現なのかな、と思いました。
ただもちろん、感情表現を素直に出すことのできない状況や環境に置かれていたのは事実なのでしょう。かつて、自分のタイプレメディを見つけるために幼少期の様子を母親に尋ねたことがあったのですが「まったく手のかからない子だった」と言っていましたから。
いずれにしても、この問題と取り組むにあたって、フラワーエッセンスを選んでみました。
すると導かれたのは「クレマチス」でした。
クレマチス(Clematis)
学名:Clematis vitalba
和名:クレマティス・ウィタルバ
キンポウゲ科センニンソウ属
夢見がちで、ぼんやりしていて、十分に意識が目覚めていないような人に。生きることに強い関心がありません。物静かで、現状をあまり楽しめず、現在よりも未来—理想が実現するかもしれない、もっと幸せになれるかもしれない希望—に、生きています。なかには病気の時に、よくなる努力を全く、あるいはほとんどしない人もいます。より良い時を願って死を楽しみに待つことさえあります。このような人は、亡くなった愛する人にまた会えるのを楽しみにしているのかもしれません。
エドワード・バッチ著「12ヒーラーズとその他のレメディー」(BABジャパン『エドワード・バッチ著作集』より)
バッチ博士は、クレマチスのネガティブな状態を、自殺の洗練されたひとつの形態“消極的な自殺”と述べています。心の闇に迷い込んでしまうとまったく何も感じられなくなる私の状態は、まさしくこの“消極的な自殺”と言えるでしょう。
クレマチスのフラワーエッセンスは、地に足をつける、つまり現実世界にしっかりと意識を向けさせる働きがあります。かつて「クレマチス効果」と名づけて旅の予定が決まっていくさまを綴ったことがありましたが、今回の無感覚ゾーンへの取り組みに、クレマチスはどのような現実との向き合い方を促すのだろうと思いました。
内面世界ばかりに意識を向けるのではなく、もっと即物的なほうに意識を向かされるのかな? ちょうどいわゆる“普通の”ビジネスのプロジェクト会議に出席するよう要請が出ていたので、スピリチュアル熱を少し冷ます必要があるのかな、と思っていました。
ところが、そうではなかったのです。
クレマチスのフラワーエッセンスを飲み始めて4日目の昼、私は自分でも驚くような行動に出ていました。
その日は、雲ひとつない晴天でした。自宅にお迎えした植物の生育状態をチェックしようと庭に出て、植えた植物と自生している野草の様子を観察しているうちに、ごくごく自然に「フラワーエッセンスを創ろう」という気持ちになったのです。
そして、台所にあるガラスボウルを持ち出し、フィオーレの森に定期的に汲みに行っている井戸水、それも太陽の光に当てないようにちゃんと遮光瓶に入れてあるものをボウルに注ぎ入れ、庭に咲いていたハーツイーズとカタバミの花を浮かべていきました。
それは、まったくと言っていいほど想像していなかった展開でした。午後にはワークショップを控えていましたし、そんなに悠長にフラワーエッセンスを創っている時間など本当はなかったのです。
衝動的にフラワーエッセンスを創り始めてからそれに気づいたのですが、動いた手をもう止めることはできません。
庭と室内と行ったり来たりしながら午後の準備と昼食の支度、エッセンス生成のプロセスを見守りつつ、正午前後の数時間で太陽光を浴びせてフラワーエッセンスを完成させました。
自分でも、このような行動に出たことが信じられず(ティンタジェルでの宣言にどれだけ抵抗していたかは、おわかりでしょう)、こんなふうにあっけなくフラワーエッセンスができてしまったことに戸惑いを隠せませんでした。
ただ、今年に入ってからの流れは、明らかに私自身のエネルギーの底上げをしてくれていました。そのため(ひょっとしたら、近い将来にはフラワーエッセンスを創れるようになれるかもしれない)という期待が持てるようになったのは事実。それがまあ、こんなにも早くできてしまうなんて!
ただ、以前にも書いたように、私にとってフラワーエッセンスを創るという作業は、神の道に直結するものなのです。とても尊く、美しい光の作業であることを考えると、今回でき上がったエッセンスは、まだまだお子さまが遊びで作ったようなもの。もっともっと崇高なイメージがあり、私が求めるエッセンスはまさしく“透明な存在”なのです。
それを創るためには、私自身がもっともっとクリアにならなければならない。…思えば、今回の出来事も、フラワーエッセンスと関わっていく上で変容させなければならない課題だったのでしょう。
初めて創ったエッセンスは、ハーツイーズとカタバミ。カタカナで認識していたために気づきませんでしたが「Heart's ease」なのですよね。調べてみたところ、実際に「ハートを優しく愛で満たしてくれるエッセンス」として商品があるようです。
また、カタバミは「駆除に困る雑草」と言われるように、生命力が旺盛です。花言葉は「輝く心」で、ハート形を3枚寄せ合わせた葉の形が特徴的。
両方の植物とも偶然ですがハートがキーワードになっているように、エッセンス生成のプロセスを見守っているときには、ハートと喉のチャクラ(自己愛と自己表現)に働きかけるのが感じられました。
何かに突き動かされるようにして、ほとんど衝動的に選択して創ったフラワーエッセンスですが、本当に見事なほど今の私に必要な花の組み合わせになっていました。たぶん、私の意志がそうさせたのではなく、植物のほうから「私を使いなさい」と声をかけてきてくれたのでしょう。
クレマチスの「現実世界に意識を向ける」という促しは、私がティンタジェルで宣言させられた「自分のすべてをフラワーエッセンスに捧げる」ことへと道を示してくれました。
暮らしていくためにお金を稼ぐ仕事ではなく、ライフワークとして取り組む仕事のほうが私の現実世界であるということ、そしてその世界により意識を向けていくことを、今の私は強く示されているのです。
***
2013.5.22 追記
アイルランドの国花であるシャムロックは、マメ科のクローバーなど諸説がありますが、どうやらカタバミ科のミヤマカタバミが有力のようです。また「病めるときも、つらいときも、迫害されるときも、悩めるときも、私はいつもあなたのそばにいます」という花言葉があるのだとか。
今回のフラワーエッセンスに用いた黄色のカタバミとは異なりますが、花言葉の意味といい、アイルランドとの繋がりといい、感じ入るものがあったので追記しておきました。
“そのイバラは木村さん自身が自分で巻いている印象”と友人に指摘されて考えるのは、結局のところ自分自身の問題なのです。それなので、虐待を受けていたというよりも、自分で「自主規制」をしていた、というのが適切な表現なのかな、と思いました。
ただもちろん、感情表現を素直に出すことのできない状況や環境に置かれていたのは事実なのでしょう。かつて、自分のタイプレメディを見つけるために幼少期の様子を母親に尋ねたことがあったのですが「まったく手のかからない子だった」と言っていましたから。
いずれにしても、この問題と取り組むにあたって、フラワーエッセンスを選んでみました。
すると導かれたのは「クレマチス」でした。
クレマチス(Clematis)
学名:Clematis vitalba
和名:クレマティス・ウィタルバ
キンポウゲ科センニンソウ属
夢見がちで、ぼんやりしていて、十分に意識が目覚めていないような人に。生きることに強い関心がありません。物静かで、現状をあまり楽しめず、現在よりも未来—理想が実現するかもしれない、もっと幸せになれるかもしれない希望—に、生きています。なかには病気の時に、よくなる努力を全く、あるいはほとんどしない人もいます。より良い時を願って死を楽しみに待つことさえあります。このような人は、亡くなった愛する人にまた会えるのを楽しみにしているのかもしれません。
エドワード・バッチ著「12ヒーラーズとその他のレメディー」(BABジャパン『エドワード・バッチ著作集』より)
バッチ博士は、クレマチスのネガティブな状態を、自殺の洗練されたひとつの形態“消極的な自殺”と述べています。心の闇に迷い込んでしまうとまったく何も感じられなくなる私の状態は、まさしくこの“消極的な自殺”と言えるでしょう。
クレマチスのフラワーエッセンスは、地に足をつける、つまり現実世界にしっかりと意識を向けさせる働きがあります。かつて「クレマチス効果」と名づけて旅の予定が決まっていくさまを綴ったことがありましたが、今回の無感覚ゾーンへの取り組みに、クレマチスはどのような現実との向き合い方を促すのだろうと思いました。
内面世界ばかりに意識を向けるのではなく、もっと即物的なほうに意識を向かされるのかな? ちょうどいわゆる“普通の”ビジネスのプロジェクト会議に出席するよう要請が出ていたので、スピリチュアル熱を少し冷ます必要があるのかな、と思っていました。
ところが、そうではなかったのです。
クレマチスのフラワーエッセンスを飲み始めて4日目の昼、私は自分でも驚くような行動に出ていました。
その日は、雲ひとつない晴天でした。自宅にお迎えした植物の生育状態をチェックしようと庭に出て、植えた植物と自生している野草の様子を観察しているうちに、ごくごく自然に「フラワーエッセンスを創ろう」という気持ちになったのです。
そして、台所にあるガラスボウルを持ち出し、フィオーレの森に定期的に汲みに行っている井戸水、それも太陽の光に当てないようにちゃんと遮光瓶に入れてあるものをボウルに注ぎ入れ、庭に咲いていたハーツイーズとカタバミの花を浮かべていきました。
それは、まったくと言っていいほど想像していなかった展開でした。午後にはワークショップを控えていましたし、そんなに悠長にフラワーエッセンスを創っている時間など本当はなかったのです。
衝動的にフラワーエッセンスを創り始めてからそれに気づいたのですが、動いた手をもう止めることはできません。
庭と室内と行ったり来たりしながら午後の準備と昼食の支度、エッセンス生成のプロセスを見守りつつ、正午前後の数時間で太陽光を浴びせてフラワーエッセンスを完成させました。
自分でも、このような行動に出たことが信じられず(ティンタジェルでの宣言にどれだけ抵抗していたかは、おわかりでしょう)、こんなふうにあっけなくフラワーエッセンスができてしまったことに戸惑いを隠せませんでした。
ただ、今年に入ってからの流れは、明らかに私自身のエネルギーの底上げをしてくれていました。そのため(ひょっとしたら、近い将来にはフラワーエッセンスを創れるようになれるかもしれない)という期待が持てるようになったのは事実。それがまあ、こんなにも早くできてしまうなんて!
ただ、以前にも書いたように、私にとってフラワーエッセンスを創るという作業は、神の道に直結するものなのです。とても尊く、美しい光の作業であることを考えると、今回でき上がったエッセンスは、まだまだお子さまが遊びで作ったようなもの。もっともっと崇高なイメージがあり、私が求めるエッセンスはまさしく“透明な存在”なのです。
それを創るためには、私自身がもっともっとクリアにならなければならない。…思えば、今回の出来事も、フラワーエッセンスと関わっていく上で変容させなければならない課題だったのでしょう。
初めて創ったエッセンスは、ハーツイーズとカタバミ。カタカナで認識していたために気づきませんでしたが「Heart's ease」なのですよね。調べてみたところ、実際に「ハートを優しく愛で満たしてくれるエッセンス」として商品があるようです。
また、カタバミは「駆除に困る雑草」と言われるように、生命力が旺盛です。花言葉は「輝く心」で、ハート形を3枚寄せ合わせた葉の形が特徴的。
両方の植物とも偶然ですがハートがキーワードになっているように、エッセンス生成のプロセスを見守っているときには、ハートと喉のチャクラ(自己愛と自己表現)に働きかけるのが感じられました。
何かに突き動かされるようにして、ほとんど衝動的に選択して創ったフラワーエッセンスですが、本当に見事なほど今の私に必要な花の組み合わせになっていました。たぶん、私の意志がそうさせたのではなく、植物のほうから「私を使いなさい」と声をかけてきてくれたのでしょう。
クレマチスの「現実世界に意識を向ける」という促しは、私がティンタジェルで宣言させられた「自分のすべてをフラワーエッセンスに捧げる」ことへと道を示してくれました。
暮らしていくためにお金を稼ぐ仕事ではなく、ライフワークとして取り組む仕事のほうが私の現実世界であるということ、そしてその世界により意識を向けていくことを、今の私は強く示されているのです。
***
2013.5.22 追記
アイルランドの国花であるシャムロックは、マメ科のクローバーなど諸説がありますが、どうやらカタバミ科のミヤマカタバミが有力のようです。また「病めるときも、つらいときも、迫害されるときも、悩めるときも、私はいつもあなたのそばにいます」という花言葉があるのだとか。
今回のフラワーエッセンスに用いた黄色のカタバミとは異なりますが、花言葉の意味といい、アイルランドとの繋がりといい、感じ入るものがあったので追記しておきました。
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| 2013-05-05 22:57
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