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“畏れ”と“恐れ”

「Being SOLO 〜高尾ナイトウォーク&ソロ ビバーク〜」体験の後編です。

定員10名のイベントに集まったのは、老若男女さまざまな人たち。
皆さんそれぞれに個性的な独自の世界をお持ちでいらっしゃいました。それはもう、独り上手な人たちばかりが集ったという印象でした(もちろん、私もその一人というわけですが…汗)。

Being SOLO、つまり「個の、自分自身で“ある”」という時間は、確かに現代社会の中で生きる人たちにとっては、よほど意識しないと作れないのかもしれませんね。
その点では、私はとても恵まれています。もともと一人暮らしで、社会的な関わりを最小限にして自宅で独りで過ごす生活をしているので、私にとっては日常生活が常にBeing SOLOなのです。
特に、間もなく引っ越して1年を迎えるのですが、今の住まいに移ってからはテレビをほとんど見なくなり、夜は静寂に包まれるようになりました。自ずと本を読む時間や、一人で物思いに耽ったり、考えごとをしたりする時間が増えていったのです。

それでも、居心地の良い場所とはいえ室内で過ごすのと、大自然に身を委ねて屋外で過ごすのとでは、格段に違います。
今回のイベント参加に当たって、私は内面への問いかけに対する答えを見つけ出す!と決めていました。ビバーク地点に着いて、自分の寝場所を作り、寝袋の中にくるまって一生懸命に参加動機を思い出そうとしたのですが、なぜか、そこにあったはずの悩みや疑問が意識に浮上してこないのです。

ナイトウォークで五感をフルに使ったために人間の野性的な本能が目覚め、さらに就寝前のシェアリングで地球創世からの宇宙時間を認識したことで、個でありながら個ではないという、意識の拡大が起きていたのでしょう。

「人間の抱えている悩みや人生のテーマなんてものは、大自然の前では取るに足らない、ちっぽけなものにすぎないのだ」
そんな思いが頭の中をよぎりました。

川のせせらぎを子守唄のようにして眠りに就いた私は、とてもたくさんの夢を見ました。そのほとんどは覚えていないのですが、明らかに一つ、夢の中で悩みの答えを示されたものがありました。
その夢は、インターネットの最新情報が掲載されている画面を見ているというものでした。ヘッドラインをクリックすれば、私の知りたかった答えにたどり着けるのですが、その先の画面へと遷移することなく夢は終わってしまったのです。

これは、まだその答えを知る必要はないということ? いいえ、そうではありません。すでに答えは示されているのです。
ビバーク地点で皆で輪になって座り、夕食をとったりシェアリングをしたりする中で交わした会話の中に、たくさんの示唆がありました。見聞きしたことだけではなく、私が自分の口で語った言葉にも、ちゃんとその答えが含まれていたのです(きっと“言わされた”のでしょう)。

夢は、答えの在り処を示してくれていました。わざわざ確認しなくても、私はすでにそれを知っていたというわけです。
何も心配することはない。自分の信じた道を進んでいっていいのだ。…そんなふうに力強く後押しされた感じがしました。



参加者とのシェアリングでは、「おそれ」についての話題が出ました。
夜の森を一人で歩けるか?との問いに「無理!」という声が挙がる中、私はむしろ意気揚々と歩けるという妙な自信を持っていました。
実際、ナイトウォークでは一定距離を独りで歩く機会があったのですが、何だか自分自身が解き放たれたような、清々しい気持ちで夜の森を歩いていたのです。

夜の森が怖いと思うのは、野生動物が目を光らせていて、襲われるかもしれない…という不安からくるものもあるでしょう。あるいは、人間の力を越えた自然の大いなる力に畏怖心を感じるからかもしれません。
確かに、夜の闇に包まれた森は、何かが潜む気配がします。野生動物だけでなく、精霊や妖怪、神といった存在まで。
それらに対して抱く感情は「恐れ」ではなく「畏れ」なのです。それだからこそ、自然に対して謙虚な姿勢で接していくならば、自然は私たちを排除することはないと思えてくる。
なぜでしょう。私には「自然は裏切らない」という深い信頼感があります。それなので、私は森や山など、自然の中を独りで歩くのが大好き。自然の中に入ると、独りだけれど独りではない、大いなる存在に見守られているという感覚が得られるのですね。

そんなふうに考えていく中で、私が行き着いた結論がありました。
私は、人間社会が一番怖い。人間は裏切る。表と裏の顔があるために、純粋に信用できない。それだからこそ人に対して警戒心が強く働くのです。

Being SOLO体験からずれてしまいますが、先日、ケルト仲間のミディアムシップを経験する機会がありました。
そのときに、私の意識が強く抵抗しているのが原因で、霊的存在とつながりにくくなっていることを知らされました。何でも、私自身の中にある能力が目覚めるのを必死で封印しているというのです。
「過去生では魔女狩りとか拷問とか、ひどい殺され方をしたのかもしれないけれど、今はそんなことはないのだから、もっと安心して大丈夫」と、友人はそんなふうに言ってくれました。

今の平和な世の中ならば安心できる?
残念ながら、私のこれまでの経験からは、完全に「Yes!」と言うことができません。そのくらい私は人間に対して懐疑心を覚え、無意識の防衛反応から心の一部を閉ざして生きてきたのです。

でも、このまま自分の殻に閉じこもり続けることはできない。それに気づかされるような出来事が立て続けに起こっていました。「パンドラの箱」なんて、まさにその最たるものでしたね。
今こそ、心の暗闇にそうっと降りていって、孤独に耐えていた自分に手を差し伸べてあげなければなりません。そして、傷つくことを恐れずに、勇気を出して他者に心を開いていかなければならない。そんな時期を、私は迎えているのです。

私がBeing SOLO体験で得た気づきは、他者と関わる必要性でした。
高尾の大自然に身を委ねてみたら、人恋しくなるだなんて、私にとってはとっても意外(笑)。でも、自然のあるがままを見つめていきたいならば、今後は自然の一部である人間とも、もっと積極的に関わっていかねばならないのでしょう。
by planet_plant | 2013-06-13 23:40 | field work

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自然と調和して、自然のリズムに合わせて、自然体で暮らすための自然療法とライフスタイルを提案。
植物のエネルギーを用いて心身を整える「Personal Session」と、植物や精霊、惑星とのつながりを深める「Lecture」を提供します。


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